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住宅に関する疑問やお役立ち情報を掲載します。
また素朴な疑問などありましたらお気軽にお問い合わせください。

Q:土地の詳しい情報は、どこで調べることができますか?

土地を探していることを知人に相談したところ、「父が所有している土地があるので、もし気に入れば紹介する」と、言われました。その土地の情報(土地の測量、用途、履歴など)を調べたいのですが、どこで、何を調べたらいいのか分かりません。 業者の仲介ではないので、家を建てられない土地であったり、担保物件として押さえられているといったトラブルがないか、きちんと調べてから話を進めたいと思います。
知人から紹介の土地を、安心して購入するためのアドバイスをお願いいたします。
A:法務局(登記所)に赴き、土地の面積や地目、権利関係などを調べましょう

土地の情報を調べたいのならば、まずは法務局(登記所)に赴くことです。法務局は、土地の権利関係などを記載した登記簿を管理しています。購入予定の土地の所在地から、管轄区域の法務局の支局および出張所(登記所)が、どこに該当するかをチェックします。

 例えば、横浜市の法務局横浜支局には8つの出張所があって、仮に土地の所在が緑区または青葉区であれば、青葉出張所で調べることができます。いずれにしても、法務局に電話をして、土地の所在地から管轄の出張所がどこなのかを確認しましょう。

 次に、該当する出張所で、その土地の登記簿の閲覧あるいは謄本を請求します(申請書に必要事項を記入し、登記印紙を貼付。その場での閲覧より、謄本を取り寄せておく方が、何かと好都合)。

登記簿は、「表題部」「甲区」「乙区」と3つの部分で構成されており、質問にある土地情報のうち、権利にかかわる事柄が分かるようになっています。


Q:マンションの賃貸か、購入かで迷っています

私は現在30歳で、妻と2人で賃貸マンションに暮らしていますが、年齢的なことから、そろそろ住宅を購入しようと考えています。

 自宅周辺では、マンション建設がいくつか進んでおり、若干の差はあるものの、これらのマンションを35年ローンで購入する場合、月々の支払い額が、現在の家賃より約4万円低くなるようです。一見、これらの分譲マンションを購入した方が得なように感じますが、景気低迷が続くなかで、大きな借金を背負うことに不安を感じます。また、購入した場合、管理費や修繕積立金を月々の支払い額に上乗せすると、現在の家賃とあまり変わりません。

 このまま、賃貸住宅に住み続けるのか、それとも思い切ってマンションを購入するか迷っています。良いアドバイスがあれば教えてください。また、ローンの返済期間中に、不慮の事故などで支払いができなくなった場合、救済措置のようなものはあるのでしょうか。

A:賃貸か購入か、大いに迷うところですが、できれば購入されることをお勧めします

現在の社会状況では、多額の住宅ローンを背負ってまで、マンション購入に踏み切れない気持ちはわかります。ここでは、お金の面を中心に"賃貸が得なのか、購入が得なのか"について、回答することにしましょう。

35年ローンを組んでマンションを購入する場合、月々の支払い額(返済額)が、毎月の家賃よりも4万円ほど負担が軽くなるということですね。ただし、管理費や修繕積立金など(※ほかに固定資産税などの税金も掛かってくる)を加えると、家賃とあまり変わらないとのこと。

 確かに同程度の住宅なら、出ていくお金は、賃貸も購入もそんなに変わらないかもしれませんが、賃貸であれば、その住宅は資産にはなり得ません。しかし、購入すれば、所有権を得ることができ、不動産としての資産価値が生まれてきます。

 もちろん、その価値は、かつてのバブル期のように中古になってもアップするといった、そんな状況ではありません。ただし、よほどの災害(地震など)に見舞われない限り、まったく価値がなくなるものではありません。

 そういった意味からいえば、家賃とあまり変わらない支払い額なら、資産として残る"購入"の方が、お得といえるでしょう。つまり、中古化が進んでも、ある程度の売却益は得られ、いざとなればお金に換えることができます。

いわば、お金の垂れ流しの賃貸に対して、一部ではあっても"資産"という形で財産が確保できる購入、この違いです。賃貸の方がお得というケースは、例えばヨーロッパのように、安い家賃で快適な住宅が確保できる場合です。


Q:内覧会のチェックポイントを教えて下さい

建売住宅の内覧会のとき、どのような事に注意すれば良いでしょうか。素人でもチェックできるポイントがあれば教えて下さい。
A:できれば、一級建築士のような建築の専門家に同行してもらっていっしょにチェックするとよいでしょう。

【内覧会って何?】

 一般的に内覧会というのは、内々で見るとかチェックするために用意された特別な機会のことです。建売やマンションなどの分譲住宅においては、売買契約の時点ではまだ完成していなかった物件に対して、完成を機にその出来具合や不具合な箇所を購入者がチェックできるように、分譲会社では内覧会という形で設定しています(ただし、法的には義務づけられていない)。

 この内覧会を通じて仮に不具合箇所があれば手直し工事が実施され、再度、確認等の内覧会が行われます。要するに、購入者が不具合箇所の手直しを納得ゆくまで要求できる機会が、内覧会というわけです。したがって、購入者にとってはたいへん重要な「会」であると同時に、これを行うことによって、あとあとのトラブルを少しでも避けられる状態で物件の引き渡しを受けることができます。

 注文住宅においては竣工検査がこれに相当し、その検査内容は、質問にある建売住宅におけるチェックポイントとほぼ共通しています。ただし、注文住宅では着工段階からチェックが可能なのに対して、建売住宅では一部の例外(分譲会社では実際の分譲に先立って工事現場見学会などを行っているところもある)を除いて、完成段階になってからでないとチェックすることはできません。

【チェックするための準備は?】

 用意するものとしては、間取り図や仕様内容を示したパンフレット類(もし事前に入手可能ならより詳細な図面類の方がベター。また契約段階でオプション仕様も含めて仕様変更した場合には、それに関わる書類なども用意)、印鑑(認め印)、スリッパ、メジャーおよび懐中電灯、軍手、それに事前に作成したチェックリスト表のようなものなどです。

 服装に関しては、汚れても気にならない普段着でしかも動きやすいものがいいでしょう(女性の場合にはスカートは禁物)。

 そのほか、徹底チェックするためには相当の時間を要します。仮に時間が1時間とか2時間と限定されているような場合には、事前に時間の延長を分譲会社に申し入れておく必要があります。

 また、できるだけ夫婦ないし家族単位で複数チェックする方が、1人の場合よりも広範囲なチェックが可能です(ただし、小さな子供が同行する場合にはチェックが散漫になるケースもある)。

【どんなところをチェックすればいいの?】

●基本的なチェックポイント

(1)購入の際に事前に入手していたカタログ等に記載された間取りおよび仕様(各部位の仕上げ仕様および設備仕様)のとおりになっているかどうか。

(2)事前に仕様等の変更を申し入れている場合には、その通りに変更されているかどうか。

●内部のチェックポイント

(1)床・壁・天井・造作部等の仕上げ部分の汚れやキズ、張りムラなどの有無のチェック(全室・全スペース)。

(2)開口部建具、間仕切り建具、収納部建具等の開閉・可動状態の善し悪し(すべての建具類)。

(3)造り付け収納部等の仕上がり・据え付け状態のチェック。

●設備類のチェックポイント

(1)電気設備やガス設備等の稼働チェック(電気設備に関しては付帯設備の照明器具の点滅状態およびコンセント類の位置などのチェック。コンセントおよびスイッチの取付位置や種類等の変更については、契約段階で対応できるケースもある)。

(2)台所・浴室・洗面などの水回りの給水・排水状態のチェック(トイレの場合には水が流せない状態になっているのが一般的)。

(3)設備機器類の使用方法の説明を受け、設置状態・操作性をチェック。

●外部のチェックポイント

(1)屋根・外壁等の外部仕上げの汚れや仕上げムラなどの有無のチェック。

(2)バルコニーや樋などの外装部材の設置・取付状態のチェック。

(3)門、塀・フェンス、車庫、植栽・造園等の状態チェック。

(4)敷地内の水はけ状態および排水枡での排水状態のチェック。

●構造躯体部のチェックポイント

(1)鉄筋入りのコンクリート基礎のヒビ割れや欠け等の有無のチェック。

(2)床下通気孔からの床下部分の状態チェック(部分的ではあるが基礎と土台などの緊結状態が確認可能。懐中電灯必要)。

(3)通し柱など構造部材の樹種・寸法等のチェック(真壁構造では可能。大壁構造では柱等が隠れるのでチェック困難)。

(4)小屋裏部分の状態チェック(2階の押入れ等の天井に小屋裏へのメンテナンス用の出入り口が設けられているのが一般的。そこを通じて構造躯体部の組み付け状態および断熱材の取付状態等をチェック)。

【果たして素人のあなたにチェックできるの?】

 最後に「果たして素人のあなたにチェックできるのか?」という問題があります。結論からいえば、よほど事前に勉強していないと、すべての箇所においてほぼ万全な形でのチェックは無理といえるでしょう。

 とくに、最も重要なチェック箇所である構造躯体部については、ほとんどが隠れた状態であるためかなり困難です。もちろん、どんな状態であれば正しく施工されているのか、といった判断や判定を下すことも難しいといえるでしょう。

 それに、内覧会では工事の専門家である工事担当者も立ち会うことにもなっており、仮に疑問点などがあってもうまく切り抜けられるケースもあるでしょう(手直し箇所が少なければ少ないほど分譲会社にとってはメリットがある)。専門家には専門家を立てて対応するのが、最善の策かもしれません。

 そこで結論としては、一級建築士のような建築の専門家に同行してもらい、そのアドバイスを受けながらチェックをするのがよさそうです。むろん、そのためには費用が掛かります。構造や規模、拘束時間等によってその費用は多少異なりますが、一般的な木造住宅のケースで3.5万円から4.5万円のチェック費用+交通費実費といったところが相場です。